JENESYS同窓会オンライン交流プログラム
2024年2月、JENESYS2023フォローアッププログラムとして過去のJENESYS大洋州参加者が所属するJapan Pacific Alumni Association(以下JPAA)のメンバーを対象に、5日間のオンライン交流プログラムが開催されました。
2月に新しくJPAAの会長に就任した学生から挨拶を受け、プログラムが開始となりました。プログラムに先立ち、日本とフィジーとの関係や、フィジーにおける日本人の若者を巻き込んだ新たな取り組みについて講話を受講。その後、平和・環境学習、日本文化プログラムに参加し、参加者たちはJENESYS参加時に学んだ日本と太平洋島嶼国とのつながりを再認識するとともに、新しいテーマについても学びを深めました。
平和学習では、広島市の原爆被害とその後の復興、広島市の平和への取り組み等を学びました。それらの他、原爆ドームや平和記念公園、被爆した現役の路面電車などをオンラインビジットで見聞きすることができました。加えて、沖縄戦で動員されたひめゆり学徒隊の生存者の証言やひめゆり学徒隊についてわかりやすく説明されたアニメーションを視聴するなどをしました。JENESYSプログラムでも目玉となる「平和構築コース」に参加した学生にとっては、懐かしさを感じながらも忘れてはならない平和への思いに再び触れる機会となったようです。
環境学習では、日本各地で取り組まれている地域に根差した持続性のある観光“エコツーリズム”や地球規模の環境変化とそれに対する若者の声の力の重要性、また海洋廃棄物問題に関して学びました。海に囲まれる太平洋島嶼国では特に環境問題が身近にあり、今回の環境学習を通し、未来を担う若者である参加者一人ひとりが行動を起こすこと、声を上げることへの重要性を再認識しました。
日本文化の時間では、折り紙と座禅のオンラインでの体験をしました。折り紙では「兜」や「折り鶴」を作成し、参加者の中にはかつてのJENESYS参加時の経験を活かしきれいに完成させることができている参加者もいれば、久しぶりに折り紙をするので・・・という参加者もいました。そして、プログラムの最後の講義として、座禅を体験し、講師との活発なディスカッションを重ねながら、座禅をすることの意味やその結果を身をもって感じ、オンライン交流プログラムをまとめることができました。
JENESYS2023オンライン交流プログラム風景:
JENESYS2023フォローアップ オンライン交流プログラムスケジュール
2024年2月26日(月)
講話: 太平洋島嶼国における新たな取り組み
平和学習Ⅰ:ひめゆり学徒隊と沖縄戦
2024年2月27日(火)
平和学習Ⅱ:広島の歴史と観光
平和学習Ⅲ:広島平和学習バーチャルツアー
2024年2月28日(水)
環境学習Ⅰ:サステナブルツーリズム
環境学習Ⅱ:地球環境として気候変動による危機、多様な生物の損失と影響
2024年2月29日(木)
環境学習Ⅲ:海洋廃棄物
環境学習Ⅳ:日本と太平洋島嶼国とのつながり
2024年3月1日(金)
日本文化Ⅰ:折り紙体験学習
日本文化Ⅱ:座禅体験学習