続いて、山脇学園高校のサイエンスクラスさん。
沖縄県を科学的な目線から学ぶ修学旅行となっており、おきなわ世界塾プログラムも少し内容を変更して実施しました!
ご案内したのは「嘉数高台コース」。沖縄戦において激戦地となったフィールドです。
蚊もたくさんいる中、JOCAスタッフのアテンドにも熱心に耳を傾け、足場が悪い場所でくじけそうになっている子に、他の生徒が「大丈夫だよ、頑張れ!」と手を差し伸べて引っ張っている姿など、クラスの協調性を感じる瞬間が多々ありました。
こんなジメジメした季節に、避難したり戦っていたのか、と沖縄ならではの暑さや湿度にも着目しながら五感を使って戦跡を辿る様子はやはりサイエンスを学んでいる生徒さんならでは。
今回通常の嘉数高台コースとの変更点はワークショップ。
科学者を志す生徒の皆さまのために、環境学を専門としている特別講師、櫻井國俊教授をお迎えして沖縄県のPFAS汚染問題についての講義を行いました。
専門用語が飛び交う難しい講義の中、
「ドイツやイタリアも同じ敗戦国なのに、日本と地位協定とこんなにも違いがあるのはなぜか?」
との質問があったり。
米軍基地問題は沖縄県だけの課題ととらえず、日本の課題であることを櫻井教授から
教わる時間となりました。
今回のプログラムが平和の創出者として一人一人がどのようなスタンスで社会に関わっていくべきかを考えるきっかけになったら幸いです。
山脇学園高校の皆さん、またやーたい!