トピックス グローバル人材育成 拠点横断事業

投稿日: 2023年3月13日

JENESYS 2022  太平洋島しょ国 三重コース(1C「環境・エネルギー」)

2023年1月21日から28日の8日間にわたり、南太平洋大学から学生17名、スーパーバイザー1名が来日しました。「環境・エネルギー」をテーマに、東京都内および三重県で学生交流を交えながら環境問題に関して考えてもらいました。

都内行程後、三重県を訪問。ゴミ処理問題など三重県での取り組みを知り、テーマに沿ってより深く学ぶことができました。

国際環境技術移転センター(ICETT)では三重県の高校生と自国のゴミ問題をシェアしながら意見交換を行い、「どうしたら若者の環境に対する意識を高められるか」について考え、発表しました。グループワーク後には、歌とダンスの披露も行い、国籍を越えた強い繋がりを作ることができました。 三重県庁への表敬訪問では、SDGs未来都市としての取り組みについて学び、招聘者からも鋭い質問があがりました。

▲ICETTにて発表
▲ICETTにてダンスを披露
▲志摩市表敬訪問

また、志摩自然学校では近くの展望台にて英虞湾を見た後、伊勢志摩の海の素晴らしさと近年の環境変化への対応を踏まえて、SDGsの達成が必要性について学びました。講義の後は、真珠を使ったブレスレット作りを行いました。皆思い思いに自分好みのブレスレット作成し、日本での最高のお土産になったようで、作成後嬉しそうに身に着けていました。

海女小屋体験施設さとうみ庵では、現役の海女さんが目の前で貝や魚等を焼いてもらい、海女の歴史や仕事についてお話を伺いました。海女さんのパワフルな姿に驚くとともに、伝統的な素潜り漁の話を興味深そうに聞いていました。新鮮な海の幸を頂いた後は海岸でゴミ拾いを体験し、楽しみながらごみ問題について考える機会となりました。

▲自然学校にてブレスレット作り
▲海女小屋体験施設さとうみ庵にて昼食
▲海女さんの作業着を試着

都内では、日本文化、環境エネルギーに関して学べる施設等を訪問。日本の伝統文化に触れる浅草寺、明治神宮、ごみ処理の過程や太陽光発電に関して学べるかわさきエコ暮らし未来館、最先端技術を見学できる日本科学未来館などを巡りました。日本文化に触れるとともにコースに関連した施設を訪れ、より環境問題に関して考えるきっかけと なったようでした。

▲浅草寺にて集合写真
▲かわさきエコ暮らし未来館
▲東京スカイツリー

招聘者は素直で明るく、寒波の影響で移動トラブルがあった際も初めての雪を楽しむなど日本での経験一つ一つを楽しんでいました。また、動画や写真を撮り、SNSを通じ、日本での学び、感じたことを自国の友人にも伝えようとする姿勢が印象的でした。訪れた場所や新たに学んだことに関心を持ち、すぐに質問したり、意見交換をしたりするなど学びたいという意識の高さを感じました。

最終日の報告会は環境・エネルギーの視点からアクションプランをグループに分かれて発表してもらいました。「パラオのプロジェクトのように、大学と協力して、廃棄物管理用ゴミ箱を導入する。」「ゴミの適切な処理、環境に優しいエネルギーの使用、効率的なエネルギーの使用に関する意識を高めるために、大学で1年かけ、ゴミの分別の規定を設ける、環境にやさしいエネルギー源に関する意識を高める働きかけを行う。」といった具体的なアクションプランを発表してくれました。

▲初めての雪を楽しむ学生たち
▲東京駅で記念撮影
▲最終報告会で発表

「日本での学びを帰国後友人に伝えたい。」「日本の環境への取り組みや日本人の温かさは素晴らしい。」と語っていた学生たち。自国でも学びを続け、アクションプランを是非実行してくれることを願っています。

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