JICA海外協力隊の候補者は、通常、長野県もしくは福島県にある青年海外協力隊訓練所で派遣前訓練を受けて任国に出発します。昨年度は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、この訓練を実施することができず、対象の候補者には、代替えプログラムとして、各地で地方創生事業等に携わる、OJT型の特別派遣前訓練が実施されています。
今回は、特別派遣前訓練の受入先である愛媛県宇和島市の取り組みをご紹介いたします。愛媛県宇和島市は、日本で数少ない闘牛文化が残るまちです。年5回定期闘牛大会が開催され、毎回大勢の観覧者で会場がいっぱいになりますが、昨年は、大会を中止したり、観客数を減らして開催したりするなど、文化の継承に苦難の日々が続いています。
こうした状況を打破するため、青年海外協力隊OGで、現在宇和島市職員の西島百合子さんが、「オンライン闘牛」をスタートさせました。2020年10月場所、2021年正月場所などを配信し、宇和島に来れない全国のファンに 熱戦を届けました。
今回、この経験を活かして、海外向け「オンライン闘牛ツアー」にチャレンジしています。実況解説は宇和島市在住の通訳者が英語でされる予定です。
有料コンテンツとして海外配信するのは、宇和島市として初の取り組みとなります。
迫力満点の闘牛を自宅で観戦! 興味のある方はぜひご覧ください!
https://www.tougyu.com/ (宇和島市 闘牛公式HP)
https://en.activityjapan.com/publish/plan/36425 (オンライン闘牛ツアー)
