DAY2 後半 フィールドワークを通しての気づき、振り返り、まとめ
実施2日目の最後は、初日に設定した個人目標設定の分析と、フィールドワークの振り返りを行いました。
目標を立てた世界人基礎力の9の能力要素を意識しながら、フィールドワークを実施している様子を垣間見、徐々にグループで役割りを担う様子が印象的でした。
特に、中国出身の学生には、寄り添いながら文章や解説を通訳してくれる学生、最初は人見知りしていた学生も徐々に声を出し合い切磋琢磨しながらたくさんのミッションに挑めたのではないかと思います。
土地勘もない中で、地図とミッションシートだけを持ち、分からないことは地元の人へ聞き、うちなーぐちやスペイン語、英語といった言葉の壁にめげずに、たくさんの勇気と工夫を凝らしたのではないでしょうか。
後半のワークショップでは、あえて答えやその後については触れず、たくさんの疑問や問いかけを投げ、モヤモヤとなぜだろう?と探究心を育てる一歩として実施しました。
インターネットが便利になり、どんな情報でもすぐに手に入るようになりましたが、事前学習で調べたことと相違があったと複数の学生が感想を述べてくれました。
琉球時代や沖縄戦前の「移民」のきっかけ、戦後78年が経ち、米軍統治下、本土復帰など沖縄県ではたくさんの出来事がありました。
当時の歴史背景は変わりませんが、「平和」について語り継いでいかないといけない課題、時代とともに、新たに「多文化共生」が根付いてきた沖縄県は時代とともに変化していきます。
今回の沖縄フィールドワークの演習を通して新しい問いが生まれ、それをもとに研究をすすめる材料を見つけることができたはず。
ものごとを相対化する視点が養われ、自文化の「色眼鏡」をはずして「平和とは?」「多文化共生とは?」に触れ、改めて「あたりまえ」に気がつき、自文化を異なる視点からみる事ができたと思います。
与えられた問題に対する答えを見つけることではなく、問いを見つけていく力をつけてもらいたいと考えています。
非日常での研修をすることで教科書だけでは学べない気づきの効果を期待するとともに、進級後の海外フィールドワークにも役立てる内容も盛り込んだので、2年次においてはもっと飛躍できることと思います。
将来を担う国際人材となるよう、今後の就職活動やキャリア形成の在り方等についての第一歩としての手助けとなったなら幸いです。
桜美林大学の参加者の皆さま、お疲れ様でした!
2年生になってからの探究学習、沖縄より応援しています!!
ちばりよ~!!